原口が代打で今季初アーチ 公式戦では332日ぶり 劣勢で沈む虎党も歓声
「広島-阪神」(4日、マツダスタジアム)
劣勢の中で意地の一発を放った。先発・岩田の乱調で7点のビハインドを背負った阪神だが、五回に代打・原口が今季1号、通算20本目となる2ランをかっ飛ばした。
この回先頭のマルテが四球を選んで出塁。その後2アウトとなってから、2番手でマウンドに上がっていた浜地の代打として原口が登場した。広島・先発の九里が投じた初球を流し打ち。打球は右翼スタンドギリギリに飛び込む2ランとなった。劣勢で沈んでいた虎党からも歓声が上がった。
オールスターでは2本の本塁打を放った原口だが、シーズンでは今季1号。すなわちそれは大腸がんの手術を受けてから、1軍で出場26試合目、53打席目で初の一発。2018年9月6日の広島戦(マツダスタジアム)での代打本塁打以来、332日ぶりとなる本塁打となった。
原口は次のイニングからは捕手として守備に就いている。