阪神・青柳 四回途中で非情降板 バント処理&左打者を考慮か

 4回表1死1塁、打者・アドゥワの時、降板する阪神・青柳(撮影・坂部計介)
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 「阪神-広島」(6日、甲子園球場)

 阪神・矢野燿大監督が早めに動いた。同点で迎えた四回1死から、田中に中前打を打たれたところで福原投手コーチとベンチを出て、青柳の交代を告げた。

 青柳は初回はあっさりと3人で斬ったものの、広島4番からの攻撃となった二回は鈴木に中前打、松山には右前打、無死一、二塁から安部には左前適時打を浴びて1失点。だが、そこから後続を断ち、最少失点で切り抜けた。

 続く三回は1死から西川に右前打、2死から鈴木の左前打で一、三塁のピンチを招く。続く松山が放った打球は中前のフライ。打球は懸命にチャージして捕球を試みた近本のグラブの前にポトリと落ち、一気に2点を失う適時二塁打となり、試合は振り出しに戻った。

 そして迎えた四回だ。先頭の磯村を二ゴロに打ち取り、1死から田中に中前打を浴びる。ここで島本に交代。次の打者は投手のアドゥワだっただけに、マウンド上の青柳も意外そうな表情を見せる。青柳はバント処理を苦手としており、さらに広島の1~3番は苦手とする左打者が続く。このあたりが66球での交代となったようだ。

 青柳はこの試合前時点で右打者の被打率・176に対して、左打者には・329と打ち込まれている。7回2失点で自己最多となる5勝目を挙げた6月12日のソフトバンク戦以降は、3試合続けて四回での降板となった。

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