矢野監督 NHK中継でガッツポーズ抜かれ「そうなん?恥ずかしいな」

 6回、糸井の勝ち越し打にガッツポーズを見せる矢野監督(右から2人目)=撮影・高部洋祐
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 「阪神3-1広島」(5日、甲子園球場)

 阪神は糸井嘉男外野手の決勝打2点適時二塁打で本拠地6連戦の初戦を勝利で飾った。DeNAと勝率で並び、再び3位タイとなった。試合後、矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。

  ◇  ◇

 -近本は狙ったところにバントを決めた。

 「足が速いって本当にどんなことでもヒットになったり、相手のミスを誘うっていうのも起こりうるんで、いいアイデアだったと思う。(大瀬良は)なかなか簡単に打ち崩せる、連打連打(が出る)という感じではなかったので。そういうところではいい発想の、いいチャンスメイクをしてくれたと思います」

 -マルテも意地を見せた。

 「そういう打順だし、あそこはソロだったけど、チャンスで回ってくる打順だと思うし。なかなか、0-1でも0-1じゃないような重さがあったんで。あれで追いついたっていうのは、本当によしいけるぞっていうムードを作ってくれたと思うので。追い込まれてからだったと思うけど、見事なホームランでした」

 -梅野は休養か。

 「ずっとリュウが頑張ってくれて。前半戦を引っ張ってくれたのはリュウやったし、体の疲れもあるし、負けてくると俺の経験上も余計、疲れてくる。移動ゲームやったしね。一回休んで外から見るのも違った刺激があると思う。そういうところで一回休ませようかなというところで」

 -坂本はワンバウンドストップや声掛けなど、いい味を出した。

 「そうやね。そういう泥臭いことができる選手。テンポ良く岩田をリードした部分もあったと思う。ワンバウンドとか、やれることを。1つ、セカンド、(木浪)聖也がそらしてしまったけど、一個一個のプレーは中身がしっかりあったプレーをしたんじゃないかな」

 -先発に勝ちがついた。

 「一番の理想のゲーム。やっぱりミスもまだまだ、改善せなあかんミスも出たなかで、そういう先発に勝ちがついて、中継ぎにホールドがついてクローザーにセーブがつくのは理想の形。ウチの野球はそういう野球だと思う。もちろん点を取りたいし、もっともっと活気良くいきたいんだけど」

 -岩田の安定は監督から見て真っすぐが強いのが要因?

 「そうやね。基本的にはボールを動かしてゴロを打たす投手なんだけど。動かすにも真っすぐが走ってないと、どうしても動きが弱くなるし。余計に変化球に頼ってリードも偏る形になるけど。ゴロを打たすボールも、ツーシーム系もけっこう強いし。スライダー系、カット系、フォークも、強いので。そこは真っすぐがある程度、岩田の中の走りっていうのは条件の中にに入ってくると思う」

 -打順改造、さらに今日も坂本で勝って大きい?

 「1年の中ではいろいろな試合があるから。俺ももちろんいろいろ考えながらというか、やっていく中で、さっきも言ったように、こういうゲームで勝てると、浮かばれるというか、出た坂本もそうやし。リュウもまた明日から気合も入るやろうし。みんなが前を向けるものになるのでね。そういうところでは誠志郎もまたチャンス増えるかもしれないし。そういいい循環がチームにとってあると思うし。よかったと思います」

 -中継のNHKで矢野ガッツをワイプで映していた。

 「そうなん?恥ずかしいな。前半しょんぼりやったけど(笑)」

 -糸井の安打で腕をぐるぐる回すシーンも出てました。

 「そうなん。そうなんや。(アナウンサーに向けて)いやいや、いうてーや。ワイプで?恥ずかしいやん。広報通してくれる?(笑)まぁまぁね、そうやって喜んでくれるならもっともっとガッツポーズしたいし。俺は楽しむって決めてるし。チームにとっても個人みんなにとってガッツポーズはいい効果しかないと、俺は思ってるので。これからもやり続けます」

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