阪急阪神株主総会 阪神好調でほぼ“無風” 甲子園焼き鳥たれの提言も…

 阪急阪神ホールディングス(HD)株式会社の定時株主総会が13日、大阪市北区の梅田芸術劇場で開催され、3510人の株主が出席した。例年行われる質疑応答の場では、就任1年目の矢野燿大監督(50)が率いる阪神の戦いについて、4点の質問があった。

 ある男性ファンは、今季のエラー数が12球団ワーストの56(12日終了時点)であることを指摘し、鉄道の運行と同様に「ミスが減れば優勝できるのでは」と提言があった。

 藤原オーナーが応じ、「今年は後半に逃げ切る試合が多く、ファンの皆様の応援が響いて、こういう結果になっていると思います。一人一人のミスはありますが、今年のチームはお互いのミスを補完し、お互いの特徴を出して戦っています。それでようやく一体感が出ています。最後の最後まで球場やテレビで応援していただけば、皆さんの理想のタイガースになると思います」と対応した。

 また、阪神ファン歴50年を超える都内在住の男性はドラフトの上位指名に対する提言があった。他にも甲子園でのイカ焼き販売、焼き鳥のたれの味を薄めるような提言もあった。

 昨年の株主総会は低調な打線への不満などが飛び交ったが、今季は首位・広島に1・5ゲーム差の3位という状況もあり、ほぼ“無風”だった。

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