「交流戦、阪神２－３日本ハム」（７日、甲子園球場）

　阪神は、雨中の試合だったとはいえ日本ハムに３失策と相手にミスが響き敗戦。連勝とはならず、交流戦の本拠地開幕は黒星スタート。また、巨人と入れ替わりでセ・リーグ３位に転落した。

　守備のミスから先制された。四回、阪神の先発・西は近藤に右翼線への二塁打を浴びると、糸井の返球のバウンドが中途半端になり、糸原が捕球できず。三塁まで進めてしまった。中田を打ち取り１死三塁としてから、清宮に先制犠飛を許した。

　１点ビハインドの六回も失策絡みで追加点を与えた。無死一塁で中田への初球、打ち上げた打球は一塁側ファウルゾーンへ。だが、マルテがはじいてしまいアウトにできず。その後、右中間への適時二塁打を許し２点目を失った。

　相手のミスに乗じて同点に追いつく場面もあった。糸井、大山の連打とマルテの四球で無死満塁に。梅野が三振に倒れ、１死となってから高山の一ゴロを中田がファンブル。本塁に送球できず、その間に１人が生還した。

　なおも２死二、三塁で「代打・原口」がコールされた。大歓声を浴びた原口はヘルメットを取って一礼し、２４０日ぶりとなる甲子園での復帰打席を迎えた。カウント２－２からの５球目、有原が投じたフォークがワンバウンド。暴投となり、その間に三走・大山が生還して同点とした。原口は三振に倒れたものの、試合は振り出しに戻した。

　だが、七回。先頭の中島のゴロを北條が一塁へ悪送球した。記録は遊撃内野安打となったが、二塁進塁を許すと、犠打と四球で１死一、三塁。二盗で二、三塁となってから、大田にセンターへ犠飛を打たれて、これが決勝点となった。