大山 交流戦リベンジ宣言 まずは2年連続2桁弾だ「いい波に乗れるように」

 阪神の大山悠輔内野手(24)が3日、都内で行われた「日本生命セ・パ交流戦2019」の開幕記者会見に出席した。交流戦を初経験した昨季はチームの不調と共に、自身の成績も下降の一途をたどった。今年は違う!!会見に同席したロッテ・種市篤暉投手(20)に宣戦布告するなど、覚悟がにじむ。交流戦で全試合4番を務めれば、生え抜き選手としては球団初。虎の4番が結果で示し、チームに勝利を呼び込む。

 まさに宣戦布告だった。2年連続2桁本塁打へ。今季10本目は、交流戦で放つ。大山が静かに、前だけを見つめた。「力と力の勝負。やっぱりホームランを打ちたいなと思います」。不動の存在へ。生え抜きでは初となる、虎の4番として交流戦全18試合を突き進む。

 ここまで一歩ずつ進んできた。本塁打に、適時打、凡打に、三振…。喜びも悔しさも胸に刻み、何度も繰り返した言葉が自らを奮い立たせる。「自分の結果が、チームの勝敗に関わってくる。しっかりやらないと」。大山が今季打点を挙げた試合は、ここまで勝率・789。5月10日の中日戦から6連勝中と、やはりチームの勝利は4番の活躍なくして呼び込めない。

 昨年のチームは交流戦11位と勝負の夏場を目前に失速。6勝11敗1分けと大きく負け越し、大山自身も打率・171に沈んだ。だからこそ「交流戦での結果が大事になってくる。いい波に乗れるように」と表情を引き締めた。

 誰もが、その魅力に心を奪われる。だが、大山は「ホームランだけではいけない」と首を横に振った。「やるべきことに臨機応変に対応していかないと、試合には勝てない」。移ろいゆく試合展開の中で大事になるのは、その瞬間の判断。最高の仕事を果たすために、4番がバットを強く握る。

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