阪神が今季最多の貯金「3」 マルテ2号2ラン&西3勝目 新戦力活躍で甲子園8勝8敗に

2回、同点2ランを放ったマルテ(中央右)は大山(中央左)ら阪神ナインに迎えられる
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 「阪神7-3中日」(10日、甲子園球場)

 阪神が投打にかみ合った戦いで、中日とのカード初戦を制した。貯金を今季最多の「3」とした。また、今季甲子園での勝敗はこれで8勝8敗。昨季、球団ワーストを更新するの39敗(21勝2分け)を喫したチームが、本拠地の勝率を5割に戻した。

 試合は二回、先発の西が1死一塁から、高橋に右翼ポール直撃の2ランを浴び、2点の先制を許した。だが、直後の攻撃。1死一塁からマルテだった。1ボールからの2球目、ど真ん中に入った129キロのスライダーをジャストミート。左翼フェンスを越え2号2ランとなった。

 表情を崩すこと無くダイヤモンドを一周した後、矢野監督らとハイタッチを交わし、ようやく同点弾に笑顔を浮かべた。

 アーチをかけたマルテは「打ったのはスライダー。コースに逆らわずセンター方向へ打ち返すことを意識していたよ。強いスイングをすることができて、良いホームランになってくれたね」と自賛した。

 なおも2死から西、近本が連打でつなぎ、スタメン復帰した糸原が左前適時打で勝ち越した。投手の西は二塁から懸命に走り勝ち越しのホームを踏んだ。結果的にこれが決勝点になった。

 続く糸井は四球を選び2死満塁とし、4番大山は中前に2点適時打。一挙5点を奪って主導権を握った。

 さらに五回には木浪が左中間を破る適時打。プロ初の三塁打でダメ押しだ。12連戦の最後となる8日のヤクルト戦(神宮)では、最大5点差を追い付かれ、痛恨の十二回延長ドロー。流れを失い掛けた中、新助っ人にルーキー、FA加入の西と、新戦力が躍動した一戦になった。

 西は7回3失点で、4月14日・中日戦以来4試合ぶりの3勝目。八回をジョンソン、九回をドリスと盤石リレーでリードを守った。西は「無事に勝つことができたので良かったです。今日は全体的に調子が悪かったんですけど、なんとか梅野がいいリードを引き出してくれて、テンポ良く七回まで投げ切ることができました」とジョンソンと大山と立ったお立ち台で話した。

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