掛布SEA、大腸がんから実戦復帰の原口にエール「強い子だから」

 阪神の掛布雅之SEAが8日、大腸がんから完全復活を目指し、207日ぶりに実戦復帰を果たした原口文仁捕手(27)へエールを送った。

 この日はテレビ解説のため、神宮球場を訪れた掛布SEA。試合前練習では鳥谷や糸井、中谷など選手たちに声をかけた。練習後には報道陣から、大腸がんからの復帰を果たした原口の一報を聞き、「原口なら大丈夫でしょう。強い子だから」と笑った。

 5月8日のウエスタン・中日戦(鳴尾浜)。八回1死走者なしで、その名前はアナウンスされた。「代打・原口」がコールされると、スタンドからは拍手が巻き起こった。力強いスイングを見せると、右中間フェンス際まで打球を運んだが、右飛となった。

 原口は、掛布SEAにとって育成選手時から指導に当たっていたいわば申し子。「山田コーチの背番号をつけて打ったヒットは忘れられないよ」と目尻を下げた。完全復活に向けて、大きな一歩を踏み出した原口へ。「あまり焦らずにね。原口の元気な姿を、また甲子園で見たい。とにかく焦るなよって。まだまだ、先の方が長いんだから」と、温かいエールを送った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス