矢野監督“走定せい”リリーフ候補ドラ4斎藤にメス「実戦考えて」

 「阪神春季キャンプ」(5日、宜野座)

 阪神・矢野燿大監督(50)が5日、ドラフト4位・斎藤友貴哉投手(24)=ホンダ=に“メス”を入れた。

 キャンプ初の雨天のため屋外で練習できず、約2時間もブルペンに滞在。15投手が投げた中で、気になったのが斎藤だった。

 リリース後に帽子を飛ばし、声も出た。即戦力と期待される右腕は、気迫あふれるスタイルで43球を投げた。

 だが、後方で見つめていた指揮官は少し物足りなく映った。投球練習を終えると、近づいて声を掛けた。

 「もっと実戦を考えて投げよう」

 斎藤はリリーフとして起用される見込みで、シーズンではどんな状況で登板するか分からない。この日は約5分間、打者や走者の想定、状況を設定した投球練習の必要性を力説。セットポジションの姿勢や、リリースするしぐさを見せながら、直接指導を行った。

 斎藤は何度もうなずきながら聞き入った。プロで20年プレーした矢野監督から送られた貴重な“金言”。「実戦も近くなってきているので、これからは走者を想定するとか、もっと試合と同じ雰囲気でやってきたい」。実戦初登板が予想される11日の紅白戦に向けて、アドバイスが身に染みた様子だった。

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