矢野監督、侍ジャパン追加選出の岩貞に激励の言葉 日本の一流の精神を学べ!
矢野燿大監督(49)が29日、「2018 日米野球」の侍ジャパンにこの日追加選出された岩貞祐太投手(27)に激励の言葉を送り、日本の一流選手らと関わる中での精神面の成長に期待した。来季、投手キャプテンを置く場合の候補としても考えており、貯金を作れる投手への飛躍を強く望んだ。
思いは直接伝えた。秋季練習中、矢野監督は岩貞のブルペン投球視察に向かい、祝福のエールと共に期待の言葉を送った。日の丸を背負う中で感じるものもあれば、他の一流選手から教わることもある。求めるのは特に精神面。何かを学んで帰ってきてほしい。
「(話したのは)ブルペンで投げとったから。いい意味で楽しめる部分もあるし、もう1個は、もちろん日本を代表していくわけやから緊張感もあると思うけど、学べることはあると思うし、というようなことは言った」
他球団の選手と時間を共にできる貴重な場だ。技術面以上に学んでほしいことがある。「技術とかより、考え方とかそっちの方が大きいと思う。こんな考え方とかなんか、とか。そういうところで学べることはあるんじゃないかな」。元々ポテンシャルは高い。考え方ひとつで、さらに飛躍できると信じている。
「貯金を増やせられるような先発になっていってもらわないと困るし、ある意味、先発を引っ張っていってもらう立場にもなってくると思うから」
今季は7勝10敗。過去、自身で貯金を作ったのは16年の10勝9敗だけ。勝敗も含め、矢野監督からすれば、年齢的にも数字の面で、チームを引っ張ってもらいたい選手の1人。だからこそ、仮に投手キャプテンを置く場合の候補として計算している。
「俺の中では候補には入ってるから。サダが引っ張っていくぐらいの立場になってきてると思うし、そういうのって、もちろん成績も付いてこないと、周りもどうかっていうのもあると思うから」
チームの貴重な先発左腕の1人だ。もっと上を目指して成長してほしいし、できると信じて疑わない。そのためのきっかけとなりえるのが侍ジャパンでの経験。日本のために全力で戦うことが、来季の阪神での戦いにつながってくる。
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