糸原、孤軍奮闘打 13度目猛打ショー 鳥谷以来の2年目内野手150安打突破

 「ヤクルト6-0阪神」(7日、神宮球場)

 ただ1人、阪神・糸原だけが輝きを放っていた。しっかりと内容も伴った3安打で今季13度目の猛打賞、そしてシーズンの安打数は150を超えた。年間を通して貧打にあえいだ阪神の中で、飛躍を果たした背番号33の姿が来季への希望を抱かせる。

 「最初にラッキーなヒットが出て、その後の2本はいい形で打てたと思います」と振り返った糸原。初回に一、二塁間への打球を山田哲に好捕されたが、全力疾走で内野安打に変えた。六回の第3打席、八回の第4打席と連続して右前へクリーンヒット。しっかりと自分のタイミングで振り切ることができている。

 これで今季の安打数は151。入団2年目の内野手で150安打の大台を超えたのは、05年の鳥谷以来だ。夏場に入るころ、昨季痛めた左膝が蓄積疲労で悲鳴を上げた。それでも決して周囲に弱音を吐くことなく、全試合でグラウンドに立ち続けると同時に結果も残してきた。

 「数字は意識していません。シーズンが終わって振り返ればいいと思っているので。残り試合を全力で頑張りたいです」と力を込めた糸原。間違いなく今季の奮闘は来シーズンへとつながる。レギュラー定着への足場を、2年目の若虎はしっかりと築いている。

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