金本監督、福留をマツダ3連戦全戦で起用へ「頑張ってもらう」

 阪神・金本知憲監督(50)が3日、鬼門打破への強い意気込みを口にした。4日からの広島3連戦は、今季1勝4敗と負け越しているマツダスタジアムでの戦いとなるが、いつまでも負けたままでは終われない。CSで対戦する可能性もあり、苦手意識の払しょくも重要となる。今回の3連戦では福留孝介外野手(41)を全戦で起用する考えで、チーム一丸となって勝利をつかみ取る。

 簡単に勝てる相手ではなく、困難な場所であることも承知している。それでも、いつまでも苦手なままではいられない。「嫌な球場ではあるけど、そろそろそういうのを払しょくしていかないと」。甲子園でDeNAに連勝した勢いでマツダスタジアムに乗り込む。金本監督の意気込みは強い。

 「どの球団も、どのチームも、あそこでほぼ負け越しているわけですけど。何とかウチが、というのはいつも思ってるんですけどね」

 マツダスタジアムでは14年から4年連続で負け越し中で、今季は1勝4敗。今回の3連戦を含めてまだ8試合残っており、今後の順位次第ではCSでの対戦の可能性もあるだけに、鬼門を打破して苦手意識を消し去りたい。そのための一手がキャプテンの存在だ。

 1、2日のDeNA戦で2戦連続猛打賞を記録した福留を、今回の3連戦では休ませることなく起用する。「3つ行ってもらおうかなというね。(今週は)5試合だし」。負けられない戦いに、福留は欠かせない。

 「残り試合、全部頑張ってもらうぐらいのつもりで、少々無理してでも行くぞ、とは伝えてある。体にムチ打って頑張ってもらうぞ、とは言ってて」

 指揮官の思いは十分に伝わっている。この日に広島に移動した福留は「言われたところでやるだけだから。その準備はいつもしているつもり」と気合十分。広島3連戦での勝ち越しへの意欲に関しては「常に俺たちはそう思ってやらないといけないと思うし」と語気を強めた。残り31試合。上位を目指し、ラストスパートをかける。

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