阪神、今季10度目の完封負け 33日ぶり甲子園で屈辱

 「阪神0-1ヤクルト」(28日、甲子園球場)

 阪神が今季10度目の完封負けを喫した。先発の岩貞は7回を、5安打1失点に抑えたが、初回に先制点を許して7敗目(5勝)。長期ロードを終え、33日ぶりとなった本拠地での一戦で、屈辱の0-1敗戦となった。

 試合は初回、岩貞が先頭の坂口を四球で歩かせると、1死を挟んで山田に左中間を破られ、いきなり先制点を失った。岩貞の初回失点は前回21日の中日戦(ナゴヤドーム)に続く2試合連続。チームは前カード巨人戦(東京ドーム)で、いずれも先制点を失っており、4戦連続で先にリードを許す展開となった。

 一方、攻撃陣は打撃不振のロサリオ、中谷が前日27日に抹消され、この日から陽川、板山、江越の3選手が昇格。陽川は即「5番・一塁」でスタメン出場した。「6番・三塁」に大山、「7番・中堅」に俊介と、和製オーダーで臨んだが、今季初対戦となるヤクルトの先発・小川に苦戦。7回まで散発の4安打に抑えられた。

 これで今季、甲子園球場では43試合を戦い、16勝26敗1分け。甲子園のカード3連戦で最後に勝ち越したのは5月25、26、27日の巨人3連戦で、同一カード3連勝したのが最後と、本拠地で大きく負け越し、苦戦を強いられている。29日の第2戦は中5日でメッセンジャーが先発予定。エースで流れを変えたい。

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