藤浪、上々の再スタート7回1失点 MAX155キロ!被安打5、制球も安定
「ウエスタン、阪神2-1ソフトバンク」(4日、鳴尾浜球場)
阪神の藤浪晋太郎投手(24)が、先発で7回を投げて5安打1失点。7月27日の2軍降格後、初めての実戦登板で上々の再スタートを切った。2四球、最速155キロの投球内容に、矢野2軍監督らの評価も上々。右腕には「もっと確信できるものを」と満足感はないが、再昇格に向けて地に足を着け、結果を積み重ねていく考えだ。
降板後、藤浪は首を振った。7回5安打1失点。7月27日の2軍降格後初の実戦登板で、結果的に上々の再スタートを切った。ただ、裏腹に内容に満足感はない。「個人的にはまだまだかなと思います」。それでも2四球、3奪三振。最速155キロの投球に、矢野2軍監督は及第点だ。
「最後、粘って抑えることができた。底は抜けている。目指すところは高いんだけど、今は着実に地力を付けていく。今の段階ではこれでいいと思う」
私見として評価したのは七回だ。先頭の明石に中前打を許すと、釜元の打席で二盗を決められた。無死二塁、リードは1点。一ゴロで三進を許すと、打席に美間。二回に先制アーチを浴びた相手だ。外角低めに落ちるカットボールで空振り三振を奪い、谷川原を中飛に斬って無失点だ。
7月26日の広島戦で、1死しか奪うことができず2安打4四球、5失点でKO。翌27日に今季2度目の2軍降格となった。中8日で迎えたマウンド。毎回のように走者を出しながら、2併殺でしのぎ、最少失点で粘った。「結果、打球がいい所に飛んだり、併殺でとラッキーだった」。直球に手応えを口にする一方で、「もっと確信的なものを持って投げたい」と課題を挙げた。
次回登板日はまだ固まっていないが、ローテーションの中で起用される。調整期間で課題に取り組み、実戦で結果を積み上げていく。「試せる場所。試合が答え合わせになる。シンプルに結果を出していく。それしかないと思う」。結果を自信に、自信を確信に変えていく。再昇格に向けた第一歩を踏み出した。
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