岩貞、圧投0封 調整難しいスライド登板なんの 7回全て先頭打者打ち取った!

 「交流戦、阪神3-2ロッテ」(9日、甲子園球場)

 絶好調。いや、これが本来の姿だ。先発の阪神・岩貞が7回4安打無失点。隙を感じさせない投球で試合を作った。調整の難しいスライド登板だったが、強い精神力ではねのけた。

 マウンド上で躍動した。全ての回で先頭打者を塁に出さないという、定石通りのピッチング。「うれしいです」と頬を緩めた。ただ、7回、104球での降板については「連戦にもなってくる。もう1、2回いかないといけない。そこだけが反省です」と表情を引き締めた。

 四回1死では、中村の平凡な飛球を右翼の糸井が落球(記録は二塁打)。思わぬ形でピンチを背負ったが、ここからギアチェンジだ。4番・角中、5番・清田を連続三振に仕留め、味方のミスを帳消しにした。

 8日の先発予定が、開始直前に中止となりこの日にずれ込んだ。「それを言い訳にしてはいけないと思い、集中していきました」と力を込めた。味方打線がなかなか追加点を奪えない展開だったが、相手に得点を与えなかった。

 香田投手コーチは「スライドとあって、準備が難しそうだったけど、しっかり粘って投げてくれた」と評価。勝ち星こそつかなかったが、岩貞への信頼感は増すばかりだ。

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