鳥谷球団新!藤田平氏超え2011試合出場 九回代打で犠打「勝ったのでよかった」

 「中日1-2阪神」(18日、ナゴヤドーム)

 追随を許さぬ金字塔よりも、連敗を止めた1勝を喜んだ。球団歴代単独トップに立つ節目の試合。代打で送りバントを決めた。黙々と与えられた仕事に徹するベテラン。長年、チームを支えてきた阪神・鳥谷が、藤田平氏(デイリースポーツ評論家)を抜き、通算2011試合目の出場だ。

 出番は1点リードの九回。無死一塁の場面で、桑原の代打として登場した。左腕・岡田に対して2球目。きっちり送りバントを決め、得点圏に走者を進めた。追加点はならなかったが、接戦の中で役目に徹した1打席だ。

 「チームが勝ったのでね、よかったと思います」。試合後は勝利を喜び、足早にバスに乗り込んだ。プロ15年目での達成。歴代2位の連続試合出場も1932に伸ばした。直近8試合でスタメンから外れているが、チームの再浮上には欠かせぬベテランの存在。勝負どころでの出番に備える。

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