32イニングぶりのタイムリーヒット 福留が初回に先制打
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「阪神-ヤクルト」(15日、甲子園球場)
3連敗、借金1と苦しむ阪神が連敗阻止に向けて初回、福留の左前適時打で先制点を奪った。阪神にとっては実に32イニングぶりのタイムリーとなった。
この回、1死から鳥谷が右中間フェンス直撃の二塁打。2試合ぶりの出場で、4日のDeNA戦(横浜)以来、出場9試合、18打席ぶりの安打となった。続く糸井がフルカウントから四球を選んで出塁。ロサリオは浅い右飛に倒れたが、主将が決めた。
フルカウントから8球目、外寄り133キロスライダーを狙った。コースに逆らわずにはじき返すと、二塁から鳥谷が一気に生還。先制のホームを踏んだ。相手先発・由規が制球に苦しみ、直球、フォークでカウントが取れない状況。球種の選択肢がなくなる中、ゾーンを狙ったスライダーを見逃さなかった。
連敗に沈むチームを鼓舞し、今季初登板の岩貞を初回から援護した。