勝利の方程式 今季初のそろい踏み 0封リレーも…金本監督「ヒヤッとしました」

 8回、満塁のピンチに福田を三ゴロ併殺打に仕留め、ガッツポーズを見せるマテオ(撮影・北村雅宏)
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 「阪神3-1中日」(7日、京セラドーム大阪)

 冷や汗が流れるようなピンチを招きながらも、無失点のリレーで継投成功だ。今季初めてそろい踏みとなった桑原謙太朗投手、マルコス・マテオ投手、ラファエル・ドリス投手の「勝利の方程式」で逃げ切り勝ち。阪神・金本知憲監督は「去年の勝ちパターンというかあの3人で締めくくれて良かったです」と笑顔で振り返った。

 秋山を6回1失点で降板させ、迷わず七回からの継投を選択。まずは桑原だ。1失点で黒星を背負った3月31日の巨人戦以来の登板で、1死から内野安打で出塁されながらも無失点。「ゼロに抑えることができたのはよかった」と期待通りの結果でつないだ。

 最大のピンチとなったのは八回だ。マテオが先頭からの安打と四球などで無死満塁に。同点、さらに逆転の悪夢もよぎる展開の中、まず高橋を遊飛に打ち取り、続く福田を三塁併殺に打ち取って切り抜けると「ガッツポーズも出てしまいました」と派手に喜んだ。

 九回は、ドリスが走者を1人許しながらも、危なげなく3セーブ目。「この3人がそれぞれ仕事をできればチームにプラス。続けたい」と守護神。金本監督は「(マテオのピンチは)ヒヤッとしましたね」と苦笑いを見せたが、無失点で勝ちきれたことに意味があった。

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