岡本23日“虎デビュー”も 初ブルペンで全6球種を披露

 西武からトレードで加入した阪神・岡本洋介投手(32)が20日、鳴尾浜で初のブルペン投球を行った。全6球種を投じて51球。まだ緊張感も残る新しい環境の中で、一つ一つのボールを確かめた。

 キャッチボールを終えると、ブルペンへ向かった。冷たい風が吹く中、甲高い捕球音が響く。「まずまずです」。直球、シュート、スライダー、カーブ…。全球種を披露し、手応えを控えめに語った。

 若手投手陣と一緒に、ポール間ダッシュも10本消化。年齢、キャリアは関係なし。分からないことは尋ねた。休憩の間には「僕の方がぜいぜい言ってましたね」と息切れして言葉にならなかったが、笑みを見せた。

 登板への準備は万端。安藤2軍育成コーチは「力強い、いい球を投げていた」と評価した。「コンディション的には問題ない」と岡本。早ければ、23日からのウエスタン・中日戦(鳴尾浜)で“タテジマの岡本”がデビューすることになりそうだ。

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