金本監督、ロサリオ大絶賛「振る力ある」 守備も合格点!性格も「まじめで明るい」
「阪神春季キャンプ」(1日、宜野座)
阪神・金本監督が新加入のウィリン・ロサリオ内野手(28)を大絶賛した。初めての生チェックとなった58スイング14発という打撃で「振る力」を確認。4番の資格は十分だ。
「スイングの速さがあるから。振る力があるから。振れるから、慣れてきて打つだろうなというのが感じられるね。だから我慢して使えるかなと。(元阪神の)ゴメスよりも振れると思う。スイングスピードはゴメスよりあると思うよ。コンパクトでパワフルやね」
実力の高さをしっかりと把握できた。力強い打撃に加えて「柔らかいですね。コンパクトやね。インパクトまでコンパクトに出ていって、そこからフォローは大きくという感じ」と振り返るように、腕の使い方に柔らかさを感じた。調子を落としても、使い続ければ必ず活躍してくれる。そう感じさせてくれた打撃に加え、守備面にも合格点を与えた。
「スローイングもいいね。キャッチャーをやってたから、グラブさばきもうまいし。うまかったね」と金本監督。まだ体が万全でない中でも、一塁の守備は問題なし。走塁も軽快で、自らバント練習も行った性格面も「明るいね。明るいし、まじめで明るいというかね」と高く評価した。
元々、30発打てる選手を探し求めた中で、たどりついたのがロサリオだった。「(予想本塁打数は)どうやろうな、25から30ぐらいじゃない?」。期待通りの活躍をしてくれそうな雰囲気が、ロサリオから感じ取れた。
「うちのチームに足りないのは長打力ですから。そういう面で、ドカーンとランナーたまったところでいってくれたら。そういう選手がほしかったからね」。待望の救世主。就任3年目での優勝に向け、ロサリオは間違いなく大きな武器となる。期待が膨らみ、笑顔で終えた初日となった。