ドラ1・馬場、ノーモア リタイア「もう休まない」 体調回復で休日返上

 遅れを取り戻す。阪神のドラフト1位・馬場皐輔投手(22)=仙台大=が新人合同自主トレ休日の16日、鳴尾浜球場でオフを返上して練習した。14日に体調不良を訴え、2日間は別メニューで調整。17日から始まる第3クールには合流予定だ。プロの生活に慣れ、万全の状態でのキャンプインを目指す。

 休んではいられない。新人合同自主トレは休日だったが、一人黙々と練習した馬場。入念に体の状態を確認しながら、巻き返しへの第一歩を踏み出した。

 「別メニューが続いてしまったので、自分の体が本調子になるべく近づけるように、少し体を動かしました。(体調は)全然、問題ない」

 14日に風邪を発症し、別メニュー調整を強いられた。翌15日には、屋外でキャッチボールやショートダッシュをこなし、順調な回復ぶりを見せた。もう問題はない。17日からの第3クールには通常メニューに復帰する見込みだ。

 プロ入り早々、痛恨のリタイア1号となった。原因は不明だが、周囲の雰囲気や環境の変化に疲労が蓄積したことも考えられる。「入寮して1週間ぐらいたって、今までの生活リズムではない生活だった。これからプロの生活に慣れていかないといけない」との反省を踏まえ、今後は体調管理を徹底していく考えを示した。

 即戦力として期待する右腕の体調不良だが、金本監督は全く心配していない。「風邪ぐらいひくよ。それはいちいち言わん。自分だってひくことがあるんやもん」とキッパリ。キャンプインに向けて、調整に励むことを願った。

 この日は約1時間、ランニングやダッシュなどで体を動かした。練習の合間には島本が投げ込むブルペンに何度も目をやった。「見学みたいなものです」と先輩の投球を見つめた。

 ドラフト2位・高橋遥(亜大)や同5位・谷川(九州三菱自動車)はブルペン投球を始めているが、焦りはない。「(ブルペン入りは)自分のペースでやっていこうと決めている。自分は自分のペースで作っていく」。周りに流されない。マイペースで調整を進め、万端の準備を整える。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス