梅ちゃん、能見に“誓った”正妻獲り&優勝 盗塁阻止率5割&2桁弾目指す

 阪神の梅野隆太郎捕手(26)が14日、正捕手奪取に2桁本塁打と盗塁阻止率5割を、攻守の目標数値として定めた。この日は沖縄・宜野座村で自主トレを公開。昨年12月に第17代選手会長に就任し、目指すはチームとして13年ぶりのリーグ優勝。打てる捕手としてキャリアハイを更新すべく、オープン戦から結果にこだわっていく。

 梅野には夢がある。目指すのは当然、リーグ優勝。届けたい人がいる。「能見さんが現役の間に。期待を裏切らないようにしたいです」。グラウンドで、食事の席で繰り返し諭されてきた。「ウメ、お前がやらないかんぞ」。先輩のゲキが発奮材料になる。選手会長として責任もできた。

 「いい意味で選手が動きやすい環境を作ることができたら。自分のモチベーションとして、重圧を感じながら前に進んでいきたい」

 新選手会長としての決意表明。最前線で戦うために、レギュラー定着が求められる。正捕手としてこだわるのが「盗塁阻止率」。昨季の・379は、巨人・小林の・380に次ぐ数字。好成績を残した一方で「機動力で負けた試合もあった」と振り返る。接戦を勝ち抜くために必要な要素。企図数減に挑戦する。

 昨季は66度、スタートを切られた。「企画されないのが一番いい」とし、オープン戦から他球団に「梅野は走れない」-の意識を植え付ける。「4割…企画されなければ、半分は刺したいです」。過去、球界では古田(ヤクルト)が1993年に・644の日本記録を打ち立てている。まずは5割が目標だ。

 「投手との兼ね合いもありますが、クイックを頑張ってくれている分、0・何秒の誤差は自分が埋めたいです」。現在は体幹トレを中心に、体のキレを求めて練習に励む。守備に重きを置く一方、打てる捕手として打撃も磨く。秋季キャンプでは4スタンス理論をヒントに手応えを得た。

 プロ初年度の14年に7本塁打。球団の捕手で2桁本塁打となれば、16年の原口以来となる。今年の漢字は「勝」とした。「長打を取り戻していけるように。個人としてはキャリアハイ。リーグ優勝、日本一を目指したい」と梅野。原口、坂本らとの正捕手争いに勝ち、チームとして激戦のセ・リーグを勝ち抜く。

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