岩田 iPS山中教授からのメッセージに感動 Gスピリット賞受賞で

受賞のあいさつをする阪神・岩田稔=東京都港区のホテルオークラ(撮影・出月俊成)
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 阪神・岩田稔投手(34)が7日、積極的な社会貢献活動を続けているプロ野球選手を表彰する、報知新聞社制定の「ゴールデンスピリット賞」を受賞した。東京都内のホテルで表彰式に出席し、選考委員の長嶋茂雄氏(読売巨人軍終身名誉監督)からは特別賞を手渡しされた。

 岩田自身が高校2年時に「1型糖尿病」を発症したことを受け、2008年から同病の患者の支援を開始した。2009年からは毎年1勝につき10万円を「1型糖尿病基金」に寄付し、患者とその家族を球場に招待するなど、定期的に交流会を開催している。

 岩田は「すごくうれしいです。なかなかこういう活動を評価していただくことはないと思うので」と話し、今後も糖尿病患者の支援を続けていくことを誓った。

 また、表彰式ではノーベル賞受賞者で、京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授(55)から岩田に「1型糖尿病と闘いながら、プロ野球選手として大活躍し、さらには同じ病気で苦しんでおられる患者さんやご家族への支援を続けておられることは、本当に素晴らしいことで、敬意を表します」とのビデオメッセージが届けられた。

 山中教授は続けて、「私たちもiPS細胞を使って、1日でも早く1型糖尿病の患者さんに新しい治療方法を届けられるよう、日々努力を続けております」と力強くコメント。そのことを司会の日本テレビ・上重聡アナウンサーから振られた岩田は「めちゃめちゃ期待しています。早く、1日でも早くっていうのが患者の思いですね」と期待を寄せていた。

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