福留、主将2年目の熱い決意 なれ合い排除

 阪神・福留孝介外野手(40)が27日、来季2年目となるキャンプテンについて、内に秘めた決意を明かした。兵庫県三木市の関西クラシックゴルフ倶楽部で、サンテレビ「2018レッツゴー!タイガースゴルフ」(来年1月2日午後8時~9時25分放送)の収録に参加。個々の自主性を重んじた上で「なれ合いにはならいように」と激しく厳しい競争を求めた。

 壇上に立った福留は来季に向けて、熱い言葉で決意表明した。胸にキャプテンマークを付けて挑む2年目。チーム最年長、41歳を迎えるシーズン。コンペでは幸先よく優勝を飾った。目指す目標はただ1つ。13年ぶりの頂点だ。

 「なんとか金本監督をここにいるメンバー全員で胴上げしたい」

 強い信念を持つからこそ、指揮官の要望を快諾した。昨年に続いて担うキャプテンの重責。「特に何も変わらない」と言いながら、続く言葉は熱を帯びた。「だらだらとなれ合いにだけはならないように」。前主将の鳥谷から「預かる」という形で引き受け、今年は強烈なリーダーシップで引っ張ってきた。

 7月6日のDeNA戦。練習前の投手ミーティングの輪に主将自ら足を踏み入れた。厳しいチーム状況でも踏ん張り続けている投手陣に対して謝罪。野手の奮起を約束するとともに、一丸の思いを強く浸透させた。

 「好かれるつもりもないし、仲良しこよしでやるつもりもない。若い選手同士でも、ポジションがかぶる選手もいる。奪い合わないといけないし、競争しないといけない」

 迷いはない。理想とするのは激しい競争。今年同様に一切のなれ合いは排除する。厳しい雰囲気が活性化につながり、チームにも団結力が増すと信じている。

 今季も中谷や高山らには、惜しみなく助言を送った。同世代の選手にも信頼を寄せ、一丸で覇権奪回に挑む。「たまたま僕が名を付けているだけで。能見もトリも、球児もいる。各ポジションに選手がいるのでね。僕が何を言うわけでもないよ」。来季キャッチフレーズのように、勝利への執念を見せて戦う。厳しく、そして熱く。

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