若虎「BT祭」打てや打てや室内で盛大に2時間半12カ所打撃

 「阪神秋季キャンプ」(18日、安芸)

 阪神は対外試合が雨天中止となり、室内で2時間30分の12カ所打撃が行われた。その名も「BT(バッティング)祭」。1000スイング近くに達した。10カ所で2時間、700スイングを消化した第3クール最終日を上回る打ち込み量。秋季キャンプ打ち上げを目前に、最後まで妥協のないメニューとなった。

 市営球場から少し坂を下ると、安芸市の産業祭が開かれていた。雨の影響で練習試合は中止。代わって室内練習場で行われたのも祭だった。「どうしても若手の野手が、室内で打ちたいっていうからね」。金本監督が笑いながら明かす。雨用のメニュー表には「BT祭」。若手野手陣が全員集合し、12時5分から“宴”の始まりだ。

 第3クール最終日同様、6カ所の手投げゾーンと、カーブマシンに高速マシン。前回は2カ所だったティー打撃ゾーンが4カ所に増設された。全12カ所。4人1組の7分1セットで、下半身強化のノックゾーンも用意された。「守備があるので足と息が…。キツいですけど、妥協はせずにと思った」。北條は疲れ切った表情で振り返ったが、金本監督は選手の成長を感じていた。

 「昨年とは違うね。振る量は増えたけど、力もスタミナも付いている。段々ね、一気に力は付かないから」

 倒れ込む選手も続出したが、スイングは最後まで鈍らない。初めて秋季キャンプを経験する大山も、妥協なく最後までバットを振った。「(見えてくるものも)あると思います。しんどいとか、そんなメニューじゃないので」。黙々と白球に向き合った。19日が最終日。実り多き秋を経て飛躍の来季に向かう。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス