小野 ノーワインドアップの新スタイル“導入”

 22日のヤクルト戦(神宮)に先発する阪神・小野泰己投手(23)が、これまでのセットポジションではなく、ノーワインドアップ投法で臨む可能性があることが21日、分かった。自身7連敗を喫した前回15日の登板から、投球フォーム改造に取り組んできた。

 17日、京セラドームでの試合前練習で、いつもと違う小野の姿があった。中腰の金村投手コーチを捕手役にした約18メートルの距離での強めのキャッチボール時だ。左足を後方に引き、グラブを額付近まで上げる。完全に振りかぶっているわけではないが、ノーワインドアップの紛れもないニュースタイルの投球フォームだった。

 福岡・折尾愛真高1年時からセットポジション。そのスタイルのまま富士大を経てプロ入りした。フォーム改造の意図を小野は「勢いで投げることを意識している」と説明する。持ち味のストレートの球威をさらに上げ、打者を押し込むために「まだ投げるタイミングとかを合わせられてないけど、合わせられるように練習していく」と話した。

 15日の広島戦では、2回1/3を7安打5失点。球団ワーストを51年ぶりに更新するプロ初登板から7連敗となった。求めたのは不変ではなく、変化だった。

 20日に神宮外苑花火大会が開催された影響で、この日は埼玉県戸田市のヤクルト戸田球場で行われた投手指名練習に参加。これまでと同じセットポジションからのキャッチボールなどで調整した。

 「チームの連勝をなんとか止めずに続けられるように。勝てるピッチングができればいい」と小野。ヤクルト戦ではノーワインドアップは解禁せずとも、セットポジションからグラブを上げる位置を変えるなど、新たに取り入れた練習の成果を発揮するマウンドになりそうだ。

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