大山 難敵・今永から意地のチーム初H

 「阪神0-1DeNA」(25日、甲子園球場)

 終わってみれば、今季最少タイとなる2安打で完封負けした阪神。だが、そんな中にも明日への希望の光があった。それはプロ入り後初めて「3番・左翼」で先発出場した大山だ。四回に放ったチーム初安打となる中前打。少ない出場機会を生かし、気を吐いた。

 自身7試合ぶりのスタメンだった。一回の第1打席は、フルカウントからの6球目を強振。これを遊撃・倉本がファンブルし、相手のミスで出塁した。

 続く四回の第2打席には快音を響かせる。カウント2-1からの4球目。はじき返した打球は、二塁・田中浩の頭上を越え、右中間へ。「チェンジアップだと思うんですけど、上から叩けたと思います」。緊迫した投手戦の中で、ルーキーのバットから待望のチーム初安打が生まれた。

 24日に帰阪する際、金本監督は大山について「(試合で)使いたいよ。経験させたいしな」と話していた。この日の試合前、大山は経験の少ない左翼の外野守備練習に多くの時間を割いた。初の3番について「特に意識していなかった?はい」とだけ振り返り、空振り三振で屈辱の最終打者に倒れた現実が言葉を重くさせた。努力が実を結び、勝利に貢献する日まで、バットを振り込んでいく。

2023-11-05
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