阪神ロジャース入団会見即弾!頼もし“荒ぶるパンダ”球宴明け1軍昇格へ

 頼むで!パンダ!阪神に新加入したジェイソン・ロジャース内野手(29)=前パイレーツ傘下3A=が7日、兵庫県西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。金本監督の連続試合フルイニング出場記録や球団史を学び、今春のWBCで活躍した他球団の選手もチェック済み。早速、鳴尾浜での練習で柵越えも披露した。この日も甲子園での巨人戦で1得点と波に乗り切れない猛虎打線の起爆剤になってくれ!

 はやる気持ちを抑えきれなかった。新天地で活躍するために、ロジャースは甲子園での会見後、鳴尾浜のグラウンドへ向かった。6日夜の来日から慌ただしいスケジュールをこなす中、練習に出向く途中加入の助っ人はそういない。

 軽めのウオーミングアップとキャッチボールをこなすと、用意されていた打撃ケージへ。逆方向へ感触を確かめるように打球を飛ばし、左翼フェンス越えの一発も見せた。7月に入ってからは来日準備のためゲームから遠ざかっており、まだスイング自体は試運転の段階。それでも本人は会見で「熱狂的なファンのことも聞いているし、早くこの球場でプレーしたい」と意気込む。

 日本の環境に適応するため、いろんな情報を集めてきた。「球団の歴史とか、監督の連続試合出場記録も知っている。七回にジェット風船を飛ばすのも」とロジャース。日本でプレー経験のある外国人選手たちに「自分を見失わずに楽しめ」と活躍するための心構えも聞いてきた。

 今年3月に行われたWBCは映像でチェック。「国際試合はほとんど見るようにしている」と準決勝の日本-米国戦もリアルタイムで見ていたという。侍ジャパンのメンバーには投手・菅野、捕手・小林、二塁・菊池、遊撃・坂本勇ら同一リーグの主力選手が多数、名を連ねていた。

 「いい選手たちと対戦するのはいい機会だし、楽しみ。菅野はいい投手だし、実際に対戦してみないと分からないけど、早く対戦したい」。相手のレベルを知り、現状の自身と重ね合わせて戦える位置にいるからこそ、心が躍る。

 米国では「パンダ」の愛称で親しまれてきた。「ダラッとしているところだったり…あと体が大きいというのもあると思うけど」と理由を明かし「愛称は考えてもらっていいし、そのままパンダと呼んでもらってもいいし」と笑ったロジャース。1軍昇格が予定されるのは球宴明け。荒ぶるパンダが侍たちをなぎ倒せば、必ず優勝への道筋は開ける。

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