秋山、竜倒で“セ界制覇” 虎投今季初&自身7年ぶり完投で決める

 阪神の秋山拓巳投手(26)が15日、甲子園で行われた投手指名練習に参加。16日・中日戦先発に向けて調整した。同戦は通算5試合に先発し0勝1敗。セ球団では唯一、勝ち星なしの相手だ。「ボール球をうまく使って投げ急がないように」と“セ界制覇”へ意気込んだ。

 今季は4月19日に敵地で登板。6回2失点と粘投したが、勝敗は付かなかった。 

 「前回はバタバタしていたし、大島さん、荒木さんにいい当たりを続けられていた」。それぞれに3安打ずつを許し、塁を埋められた。反省を生かし、竜打線を封じ込める。

 さらにビシエド、ゲレーロの両助っ人が上り調子。「当たってきていると思うので、体の近いところもどんどん攻めていきたい」と警戒を強めた。

 今季虎投手陣初、自身7年ぶりの完投に意欲を見せる秋山。「難しいと思うけど」と前置きしながらも「しっかり先頭を切って、1個、1個、アウトを積み重ねていきたい」と意気込んだ。開幕から6試合連続で6イニング以上を投げてきただけに、期待は持てる。

 「甲子園は一番好きなマウンド。初回から飛ばしていきたい」。聖地の大応援を一身に受けながら、チームを勝利に導く快投で初の竜倒を果たす。

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