ドラ2小野、コイ斬り準備OK 昨季セ王者相手に5日の“甲子園開幕”飾る
阪神のドラフト2位・小野泰己投手(22)=富士大=が4日、聖地デビュー戦で昨季のセ王者に力試しすることを誓った。5日の広島戦(甲子園)に先発する新人右腕は「まずはしっかり腕を振ること。自分のピッチングをした中で、変化球でカウントを取ったりできたら」と意気込んだ。
予習はできた。この日の練習では甲子園のマウンドを使って投球練習を行った。直球に変化球を交えながら42球。初めて上がった“聖域”に「投げにくい印象はない」と話し、「雰囲気とか景色を確認できたし、マウンドの硬さも知れてよかった」と準備は万端だ。
待ちに待った甲子園での登板だ。「目指してきたところなので、夢のような気持ち」と初々しい表情。もちろんプロとして浮かれてばかりはいられない。「これからここでの試合が多くなると思うので、慣れていかないといけない」と徐々にマウンドの感覚をつかんでいくつもりだ。
小野にとって初の対外試合。しかも対戦相手は昨季優勝の広島だが「変化球もまとまってきている」と自信はある。香田投手コーチは「結果よりも自分らしい、直球をぶつける投球スタイルで投げてほしい」と背中を押した。評価がうなぎ上りのドラ2右腕。熱狂的な虎党の前で、その力を見せつける。
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