球児“火の玉ストレート”健在!燃えたぜフリー初登板自ら合格点
「阪神春季キャンプ」(17日、宜野座)
阪神の藤川球児投手(36)が、フリー打撃に初登板し、大山、糸原を相手に計33球を投げた。ボール17球、安打性の当たりも5本を数えたが、順調な調整ぶりをうかがわせた。
火の玉ストレートは健在だ。自慢の直球で2人のバットを押し込む。計13スイング中4本をファウルにさせ、見逃しストライクも3つ奪った。「打者の対応に対するピッチングの練習をしたという感じ」と振り返り、「次のステップにいけそうかな」と初登板に自ら合格点をつけた。
「ベテランに関してはそんなに。球児はあとはコントロールだから」と金本監督。一方、香田投手コーチは「指にかかったボールは素晴らしいね。順調じゃないかな」と目を細めた。今後は首脳陣らと相談しながら、実戦登板日などを決めていく方針だ。
着実に歩を進めている右腕だが「若い選手がガツガツして、元気でバリバリ投げられるようになってほしいし、若い選手が活躍してほしいというのが本音」と心境を吐露。優勝を狙うためには投手力の底上げが不可欠で、さらなる若手の台頭に期待した。
「とにかくいいパフォーマンスが開幕から最後までできること」を目標に掲げた球児。リリーバーとして、V奪回の使命を担う。