ドラ6福永11日実戦デビューへ 初フリー51球、掛布2軍監督も高評価
「阪神2軍春季キャンプ」(4日、安芸)
阪神のドラフト6位・福永春吾投手(22)=四国ILp・徳島=が4日、初めてフリー打撃に登板した。その投球に、見守った首脳陣も高評価。11日の対外試合・四国銀行戦で他の新人に先駆けて実戦デビューすることが濃厚となった。
緊張の面持ちでマウンドへ上がると、伊藤隼、狩野を相手に計51球を投げ込んだ。伊藤隼にはボール球が先行してしまい「上体だけで投げていて下半身が使えず、コントロールが安定しなかったです」と反省した。だが狩野の6球目からクイックに切り替えると制球が安定。カーブやスライダーも織り交ぜ、実戦さながらの投球を見せた。
掛布2軍監督は「ちょっと2人に気を使ったのかな」と笑顔。それでも「球の力があるときはいいボールくるよね。彼は実戦で投げていかなきゃいけないタイプなんで」と評価した。
11日には初の対外試合となる四国銀行戦があるが、久保2軍投手チーフコーチは「考えますよ」と話した。福原2軍育成コーチは「まだこれから」と明言はしなかったが、肩肘の問題がなければ11日の登板が福永の“デビュー戦”になりそうだ。
待ちに待ったプロのマウンド。紆余(うよ)曲折を経てプロ入りした苦労人がアピールの舞台に立つ。
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