北條 来季全試合出場&北條シート作る クリスマスパーティーで子供たちに約束
阪神・北條史也内野手(22)が9日、大阪府立母子保健総合医療センター内で行われたクリスマスパーティーに参加した。ファンの子供たちに勇気と元気を与えるため、来季の全試合出場を宣言。そして将来的に「北條シート」を甲子園に作り、子供たちを試合に招待することを頭に描いた。
大阪府立母子保健総合医療センターには重い病気を患い、野球がしたくてもできない子供たちも入院している。約150人の患者たちとクリスマスパーティーで触れ合った北條が、固い決意を明かした。
「今年以上の活躍を見せたい。全試合に出るということをやっていきたい」
これまで再三にわたって口にしてきた全試合出場。そこにはプロ野球選手としてのこだわりがある。「いつもファンの人に自分のプレーを見てもらえるように」。応援してくれる人たちへ、来季はシーズンを通して奮闘する姿を必ず届ける。
昨年は藤川が同センターを訪問。甲子園に「球児シート」作り、子供たちを試合に招待することを約束した。北條も先輩に続く。「自分のプレーを見て元気や勇気を与えられるなら、そういう活動をしていきたい」と「北條シート」の実現を心に誓った。
遊撃の定位置確保へ、午前中は鳴尾浜で精力的に体を動かした。来年1月には2年連続でヤクルト・山田らとの合同自主トレを行う予定。自らを厳しく律し、勝負のオフを過ごしている。
合唱照れちゃった
クリスマスパーティーではクイズなどが行われた。「北條選手のプロ初ヒットはホームラン。○か×か?」という問題に、○の札を掲げる小さな手がたくさんあった。北條は「多くの人に当ててもらってうれしかった」と笑みを浮かべた。
こうしたイベントに出演することは、来季へのモチベーションにもなっている。「もっと活躍して、イベントとかに出られるように」と決意を新たにする。パーティーの最後は「赤鼻のトナカイ」を合唱したが、主役は照れくさかったのか、手でリズムを取るだけ。だが、シャイな男の裏には優しさがある。子供たちを思う熱い気持ちが、戦う原動力となる。
関連ニュース





