横山よフォーク磨け!掛布2軍監督「幅が広がるし、武器になる」

 アジア・ウインターリーグ視察のため、台湾を訪れている阪神・掛布雅之2軍監督(61)が8日、同リーグに参加している横山雄哉投手(22)に、フォークの精度を高めるよう指令を出した。指揮官は「自在に操ることができれば十分通用するよ」と言い切った。

 左腕が先発した7日・中華台北トレーニングチーム戦。二回の先頭、4番打者をフォークで空振り三振に仕留めると、掛布2軍監督が思わずうなった。「これが決まれば十分(1軍で)いけるよ」。この日、改めて「幅が広がるし、武器になる」と完全習得に期待した。

 横山はここまで3試合に登板して1勝1敗、防御率3・75。「直球の質」をテーマに挙げる一方、フォークの精度向上にも意欲的。だが、NPBの統一試合球より若干小さいウインターリーグのボールだと微妙に感覚が違うのだという。試行錯誤を続ける中で、ここにヒントがあるかもしれない。

 「人によっていろいろあると思うんですけど、岩貞さんは『めちゃくちゃ投げやすい』と言っていたんです。落ちる球は必要ですし、練習していきます」

 昨年、台湾で最優秀投手賞に輝いた岩貞はチェンジアップで飛躍のきっかけをつかんだ。チームに帯同している高橋2軍投手コーチは「ゼロじゃないと思います。アジア人は手が小さいから、小さい球は合っているのかもしれないですね」と、NPBの統一試合球に戻った際にプラスの作用が働く可能性を示した。

 2年目の今季は、3試合に登板してプロ初勝利も挙げた。来季は岩貞が歩んだ道を横山が歩く。目指すは先発ローテの椅子。掛布2軍監督も認めた落ちる球が鍵を握る。

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