さすが即戦力!ドラ2小野が7回9K 自己最速タイ152キロ出た

 「明治神宮大会東北地区代表決定戦・1回戦、富士大4-2福島大」(22日、仙台市民球場)

 阪神からドラフト2位指名を受けた小野泰己投手(22)=富士大=が22日、仙台市民球場で行われた、明治神宮大会東北地区代表決定戦1回戦に先発した。福島大を相手に7回を投げ、4安打1失点の安定した投球でチームの勝利に貢献。直球は自己最速タイの152キロをマークし、即戦力候補の力を存分に見せつけた。

 全国舞台が懸かった大事なトーナメント初戦で小野が虎のドラフト2位の本領を発揮した。自己最速タイ152キロを投げ込むなど、150キロ台の剛速球を2球。平均140キロ台中盤から後半の直球を軸に、キレのある変化球とのコンビネーションで福島大打線をねじ伏せた。

 「真っすぐで結構、押せていたのがよかった。その中でも変化球で打者のタイミングをずらすことができていた」と納得の106球を振り返った。「追い込んだら狙うけど、球数を少なく、打たせて取った方が野手のリズムもいい」と9つ奪った三振にも特にこだわらず、テンポよくアウトを重ねていった。

 ドラフト後初登板で試合後はいつもより多くのファンにサインを求められたが「試合が控えていたので、まだプロ入りの実感はない」と冷静だ。阪神について調べたり、自身のタテジマのユニホーム姿を想像したりすることもない。「神宮に行くことが最終目標。今はこの大会に集中しています」と言い切る。

 6月の全日本大学野球選手権は2回戦で亜大に敗れた。六回途中3失点で6四死球の制球難が響いた。この日も五回の唯一の失点が四球絡みだったことを反省。23日の仙台大との決勝に向けては「『行け』と言われたら自分は行くつもり」と連投を辞さない覚悟だ。

 「明日は厳しい試合になると思うので粘り強く、失点を抑えたい。フォアボールを出さない投球をしたい」と意欲満々だ。連投は春季リーグ戦のプレーオフでも経験済み。富士大のエースの責務を全うするためにも、自らの右腕で神宮切符をつかみ取る。

2023-11-05
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