岩貞が初の月間MVP「自信を持って投げられた」

月間MVPを受賞し、ポーズを決める岩貞(撮影・田中太一)
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 セ・パ両リーグは7日、9、10月度の「日本生命月間MVP賞」を発表し、セ・リーグ投手部門で阪神・岩貞祐太投手(25)が初受賞した。

 岩貞は9、10月で、5試合に先発し、無傷の5勝を挙げた。9月11日のヤクルト戦(神宮)ではプロ2度目の完封勝利をマークするなど、防御率0・47。38回を投げて33奪三振と圧倒的な成績を残した。

 「野手の方に点を取っていただいた。2点、3点取ってもらった中で1点(を与えるの)は、いいという気持ちで投げられた」と笑みを浮かべた。

 今季はプロ3年目で初めて1年間、先発ローテを守りきった。自身初の10勝を挙げ、防御率2・90はチームトップ。規定投球回の突破(158回1/3)も初だった。シーズン中盤には調子を落とし、6月と7月は1勝もできなかったが、粘りを見せた。初の球宴出場も果たし、実りある1年となった。

 「数字以上に1年間、ケガをせずに投げられたことに価値がある。自分のボールに自信を持って投げられた。1試合、1試合が重いものだった。1年間、ローテを守るのが当たり前になるよう、自分のいいところと悪いところを理解しながらやっていきたい」

 それでも、チームは4年ぶりのBクラスとなる4位に沈んだ。喜んでばかりではいられない。

 「順位は納得していない。一から直球をやり直したい」

 虎視眈々(たんたん)と巻き返しを狙い、さらなる飛躍を誓った。

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