北條に高卒4年目の100安打指令 達成すれば阪神では新庄以来4人目

 阪神・北條史也内野手(22)が今季残り7試合で球団史上4人目となる大台クリアにチャレンジする。4月3日・DeNA戦(横浜)、石田から左越えに放ったプロ初安打初本塁打から積み重ねた安打数は96本。18日の巨人戦は雨天中止となったが、19日から気持ちを切り替え、あと4本に迫ったシーズン100安打に挑む。

 ドラフト制後、阪神の高卒野手で4年目以内にシーズン100安打以上を記録したのは3人しかいない。67~69年・藤田平(2~4年目)、76~77年・掛布雅之(3~4年目)、93年・新庄剛志(4年目)と偉大な先輩打者の名前が並ぶ。

 金本監督自身も現役時代は大卒4年目で初めて101安打に乗せた経験を持つ。「それは、100っていう桁が1桁違ってくる。98とかよりは100にいったという方が」と3桁の重みを力説。「(こっちは)出すしかないから。打率なら(ベンチに)下げて、打席数を減らしてとかできるけど」と、100安打到達へ継続起用で後押しする構えだ。

 この日、室内練習場で精力的に体を動かした北條。6試合連続安打と好調を維持しており、残り7試合で4安打以上は十分可能な数字だ。「最後まで少しでも成績を上げられるように頑張りたい」と話す背番号2がシーズン100安打を達成し、来季のさらなる飛躍へとつなげる。

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