遼馬が希望の光 1回ピシャリ、防御率は0・74
「阪神2-3巨人」(7日、甲子園球場)
絶対に流れを引き寄せる。そんな強い気持ちが感じられたマウンドだった。防御率0点台の阪神・松田が、この日も好救援を見せた。1イニングをしっかりと抑えたが「結果だけ見れば無失点ですけど、逆球とかも多かったので。そこは反省したい」と笑顔はなかった。
5番手として1-3の八回無死一塁から登板。一走には俊足の鈴木。盗塁と好走塁で三塁まで進まれたが、難しい状況でも落ち着いて打者と勝負した。2死三塁までこぎつけ、迎えた打者は代打・坂本。初球から直球勝負でカウント1ボール2ストライクと追い込み、最後も147キロ直球で右飛に仕留めた。
「任せられれば、どこでも抑えるだけ」と話す右腕だが、終盤の大事な場面を任されるようになってきた。これで今季19試合に登板して防御率は0・74。ほぼ毎試合、結果を出し続け、信頼をつかんでいる。
苦しむ中継ぎ陣の中で、22歳の若虎が希望の光となっている。
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