連夜の猛爆から“1点”ウル虎打線小休止…適時打なし

 「阪神1-3中日」(29日、甲子園球場)

 粘りの藤浪を援護できなかった。4連勝中は4戦連続で2桁安打を記録していた阪神打線も、この日は適時打がゼロと沈黙。今季3度目の登板となった中日・伊藤に、4年ぶりの白星を献上する結果となってしまった。片岡打撃コーチは、6投手の継投となった中日投手陣をとらえきれなかったことを悔やんだ。

 「(伊藤は)ストライクゾーンに散らばっていたので、打ちあぐねていたというより良かった。(悔やまれるのは)七、八、九回のノーアウト一塁を、一塁(のまま)でセカンドに進められなかったことの方だ」

 四回まで、伊藤の前に無安打に抑え込まれるなど、五回まで無得点。打順が3巡目の六回に1死からの連打で二、三塁の好機を作り、伊藤をマウンドから引きずりおろしたが、続く福留の遊ゴロの間による1点止まり。波に乗れなかった。

 さらに2点を追った七回以降は、すべて先頭打者が安打で出塁。無死一塁の場面を作ったものの、そこからがつながらない。いずれも後続が倒れて同点、逆転とはいかなかった。それでも、金本監督は「まあ、それは結果だから。ヒット打ちにいっての結果だからね。2点差だし」と選手を責めなかった。

 勝てば今季初の5連勝となっていた中での敗戦。それでも、下を向くことはない。30日の先発は、チーム最多の8勝を挙げているメッセンジャーだ。だからこそ、ここから再出発を図りたい。

 「メッセかな、明日は。ローテーションをしっかり守ってくれてるから、メッセで落とすと痛いし、打つ方で楽に投げさせてあげたいね」と金本監督。8月のロードに出るまで、甲子園での試合も残り2試合。どうせなら、六甲おろしの歌声を背に旅立ちたい。連勝は止まっても、また白星を積み重ねていくだけだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス