ゴメスお目覚め来日初2発4打点!阪神連夜の大勝で今季初4連勝

 「阪神10-5ヤクルト」(28日、甲子園球場)

 2夜連続の猛虎祭りや-。マウロ・ゴメス内野手(31)が決勝16号2ランを含む来日初の1試合2本塁打、3安打4打点の大爆発で、阪神を今季初の4連勝&同一カード3連勝を導いた。居心地の悪かった最下位を脱出し、4位タイに浮上。超変革の夏。もっと熱くなるでぇ。

 打球が弾む。よく当たる。今まで不振に苦しんでいたのが、ウソのよう。頼れる主砲のバットが最下位脱出を導いた。「気分はいいね!」。来日初の1試合2本塁打を放ったゴメスが、はじけんばかりの笑顔を見せた。

 まずは四回、原口の同点打で追いついた直後。小川の144キロ真ん中直球をフルスイング。きれいな放物線を描き、左翼席へ運んだ。2試合ぶりの16号2ランで勝ち越し。「自分らしいスイングができた」と自画自賛した。

 見せ場は続く。五回1死二塁。同じく小川から外角高め134キロをバックスクリーンに一直線。「打てる球を狙っていたところに、甘いカットボールが来たのでいい形で打てた」。ダメ押しの17号2ランに甲子園はお祭り騒ぎ。割れんばかりの歓声が包んだ。

 チームにとって今季初の4連勝、そして初めての同一カード3連戦3連勝だ。「(来日前の)2013年にも4~5回やっていた」という自身3年ぶりの1試合2本塁打。昨季の本塁打数に並んだが「打順は4番だろうが、5番だろうが6番だろうが関係ない」と強調し、これからも自分の仕事に徹する構えだ。

 金本監督も称賛する。「メンタル的なものというか、気持ちも吹っ切れたというか、テンションも上がってきたんじゃないかなと思います」。豪快な本塁打に拍手喝采だった。

 来日3年目。日本の野球スタイルだけでなく、プライベートでもすっかり順応した。とある日の練習前。球団スタッフに向かって、普段は優しいドミニカンが「なに見とんねん!」と関西弁で一喝した。険悪ムードになるかと思いきや、すぐさま「マイフレンド」とニッコリ。ノリツッコミを習得。公私ともに充実している。

 「状態はいいと思うし、これを続けていきたい。明日も同じようなプレーができればいい」

 ウル虎の夏6連戦は、最高のスタートダッシュに成功。背番号5が堂々の主役を務める。

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