阪神 新球場計画認めた「見直す機運」

 阪神・谷本修常務取締役(51)が31日、コボスタ宮城で取材に応じ、デイリースポーツ既報通り、新たな2軍施設を含む「タイガースタウン」の創設プロジェクトが進行中であることを認めた。現在の鳴尾浜球場について「12球団最下位ではないが、10年先から見たらそうではない。未来から今を見たとき、何かしないといけない」と語り、「(現状の施設を)見直そうという機運になっています」と明かした。

 4月中旬に球団の調査チームがソフトバンクの新施設「HAWKSベースボールパーク筑後」や、巨人2軍施設「ジャイアンツ球場」を視察したことに関しても「他球団に話を聞きに行っているのは事実です。検討を始めたばかりです」と話した。

 候補地など概要については「まだ何も決まっていない」としたが、期限については「切っていかないとダメ」とした。育成部門の整備もプロジェクトの議題に挙がっており、「ハードだけあっても、ソフトが伴わないとうまくいかない。課題はいっぱい」と説明。壮大なプロジェクトの実現へ向けて、全力で取り組む構えを示した。

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