原口 Myユニで躍動!好リード&1安打

 「阪神2-1DeNA」(29日、甲子園球場)

 阪神にとっても、原口にとっても大きな大きな1勝だ。支配下再登録即、1軍初出場から3日目。今度はプロ初スタメンでフル出場。堂々としたリードで僅差の試合を勝ち切った。歓喜のハイタッチの輪の中には笑顔満開の背番号94がいた。

 こだわり続けた捕手で初めてフル出場し、「とてつもない喜びです」と感激。「こんなにしびれる試合はなかなかない。そういう機会にかぶらせてもらったので、ありがたさとうれしさと充実した1試合でした」と感謝の言葉を口にした。

 先発は練習前に告げられた。「来る前にやれることはやってきた。あとは試合でやるだけ」と平常心を失うことはなかった。岩貞とは初のコンビ。同級生左腕が勝利投手となった2日・DeNA戦の映像で入念に予習してから臨んだ。

 得意の打撃でも見せた。七回の第3打席、今永の138キロ直球を中前打。2打席連続で空振り三振だったが「2打席とも追い込まれるまでは自分のスイングができていた」とプラス思考。「1本出てよかった」とプロ2本目のヒットを喜んだ。

 矢野作戦兼バッテリーコーチは「キャッチャーは1試合かぶらせないとなかなか成長できない」と説明。「アイツの可能性をアイツ自身が広げていった試合。本当にすばらしい1勝」と絶賛した。

 六回、岩貞が先頭ロペスに右中間三塁打を浴びた。失点にはつながらなかったが「六回の入りがもったいなかった。そこは気をつけたい」と反省も忘れない。苦労した期間は長いがまだ24歳。旺盛な向上心がまだまだ原口を成長させる。

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