サタデー球児で雪辱や 再起戦は4・30

 出場選手登録を抹消されている阪神・藤川球児投手(35)が、30日・DeNA戦(甲子園)で先発復帰する方向でローテ調整されることが25日、分かった。24日のウエスタン・ソフトバンク戦(筑後)での調整登板から中5日、いよいよ球児が1軍のマウンドに帰ってくる。

 精神的支柱が先発投手陣の輪に戻ってくる。藤川の1軍先発復帰が30日に定まった。開幕から3試合は“サンデー球児”として日曜日ごとに登板してきたが、今度は土曜日のマウンドから出直すことになった。

 24日の2軍戦は4回73球で降板しており、中5日に支障はない。制球力向上をテーマに取り組んできたセットポジションから全球を投じ、5安打3失点(自責点は1)だったが、藤川なりに手応えはつかんだ。直球は最速147キロをマークし、3三振を奪ったフォークも好感触だった。

 前回の1軍登板は10日・広島戦(甲子園)で、自己ワーストとなる7失点を喫して五回途中で降板している。14日に登録抹消され、最短10日での復帰はならなかったが、ようやく雪辱舞台は整った。

 23日・広島戦(マツダ)に先発した岩貞は中5日で29日に回るが、藤川が30日に先発することで、24日に今季チーム初完投勝利を挙げた能見の中5日は回避できる。26日からの甲子園6連戦では、27、28日が雨予報のため流動的な部分は残されるが、藤川にとって4・30が再スタートの一戦となる。

 この日、1軍に再合流し、甲子園での投手指名練習に参加した。外野の芝生で軽めのランニングやキャッチボールなどを行い、登板翌日の体の感触を確かめた。

 練習後、報道陣に対しては「いつもそうですけど、試合に向けてやっていくだけです。また頑張ります」と淡々とコメント。短い言葉の中に名誉挽回への強い思いを込めた。経験豊富な背番号18はしっかり準備をして、マウンドで結果を示す。

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