守屋、1軍昇格&倉敷で凱旋登板浮上
「ウエスタン、オリックス5-2阪神」(15日、京セラドーム大阪)
不慣れな京セラのマウンドに苦しみながらも、阪神・守屋は試合をつくった。
予定の3回を2安打2失点。2軍首脳陣は、今春キャンプから好調を維持する右腕を1軍へ猛プッシュ。熟考を重ねた上での判断となるが、地元倉敷で行われる21日・ヤクルト戦でのプロ初登板の可能性も浮上した。
「マウンドが合いませんでした。徐々に慣れてきたんですけど、初回からできないと意味がないので」
初回はヒットと2四死球で2死満塁のピンチを招き、武田に中前2点適時打を許した。持ち味のスライダーが高めに浮き、カウントをつくることができなかった。それでも二、三回は修正して無安打無失点。掛布2軍監督は「上に推薦できるだけの状態ではあるね」と及第点を与えた。
ここまで2軍戦5試合に登板して1勝0敗、防御率1・96。14日のウエスタン・ソフトバンク戦で、6回3失点とアピールした岩崎も候補に挙がっている。あとは1軍の判断となるが、ここまでの結果を踏まえると守屋が一歩リードだろう。
14日・DeNA戦に登板したメッセンジャーが中5日で20日・ヤクルト戦に向かえば、21日の同戦(倉敷)先発の座がぽっかり空く。幼少時代からの思い出が色濃く残る倉敷マスカットスタジアム。錦を飾るチャンスを得られるかもしれない。
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