ゴメス逆転V打、超回復で粘り腰
「阪神4-3DeNA」(12日、甲子園球場)
本調子ではなくても、その威圧感は健在だ。1点を追いかける初回2死一、二塁、バッターは阪神のスタメンに復帰したゴメス。ケガから復帰したばかりであっても、吸い込まれるようにボールが真ん中に入ってくれば逃さない。打球は快音を残し、左中間を転々。逆転の2点二塁打を「積極的にいこうという気持ちで打席に入ったよ」と振り返った。
9日の広島戦で腰の張りを訴え途中交代。翌日の試合は欠場し、オフの11日は甲子園のクラブハウスの流水プールで患部のケアに努めたことで、不安は大幅に解消された。「しっかり治療したおかげで、いい形で戻ってこられた」。ジェニファー夫人に散髪もしてもらい、気分も新たにして甲子園に帰ってきた。
八回には中前打を放ち、3月29日・ヤクルト戦以来、長らくご無沙汰だったマルチ安打を記録した。これもケガの功名だろうか。「8割くらいで振ってたんじゃないかな。すぐ満振りしてしまうから。その方がいいかもね」と片岡打撃コーチ。腰を痛めたことで余分な力が抜け、本人も「力まないように打ったよ」と手応えだ。
打率はようやく2割に到達。それでも、この日2打点を上乗せし、リーグ1位を走る17打点が光る。本人は「(チャンスでも)同じアプローチで打席に入っている」と謙遜気味に話したが、金本監督は「1点取られてすぐにタイムリーで。あれは大きかったですね」と主砲の働きに満足げな様子だ。
初回の適時二塁打で一塁から全力疾走した福留については「スイマセンと謝ったよ。次回はジョギングで帰って来られるように本塁打を打てればいいね」とおどけてみせた。初回に無得点で終わっていれば、そのまま負けていたかもしれない一戦。これもひとえに、5番打者がもたらした粘り腰のおかげだ。
関連ニュース





