大和 超人プレー連発!二塁守備断トツ

 「練習試合、阪神2-6楽天」(20日、宜野座)

 超美技や!阪神・大和外野手(28)が練習試合・楽天戦に六回の守備から二塁で途中出場し、超ファインプレーで窮地を救った。西岡剛内野手(31)、上本博紀内野手(29)との二塁バトルは続くが、守備力では1ランク上。定位置奪取へ、確かな存在感を示した。

 右中間へ、鋭いライナーが一直線に向かう。誰もが失点を覚悟したが、大和が鮮やかな動きで瞬く間にピンチを消し去った。職人芸とも言うべきビッグプレーに、スタンドを埋めた1万2000人も感嘆の声だ。卓越された守備は、定位置奪取への強力なアピールとなる。

 「アウトにできて良かったです」

 1-6の七回1死二塁。ダメ押しを食らえば、完全に試合が決まってしまう場面だ。曇天の空の下、三好の強烈な打球が大和の頭上を襲う。目いっぱいジャンプし、ボールをつかみ捕った。そして、倒れ込みながら二塁へクイックスロー。飛び出した二走・福田の息の根も絶ち、併殺を完成させた。

 遊撃で送球を受けた北條は試合後、驚きの表情を浮かべながらこのプレーを振り返った。「体勢が悪かったので投げてこないだろうな、と思っていました。でも(送球の)横のズレもなかったですし。あの体勢からですからすごいと思います」

 並の選手なら、ジャンプの反動でお尻から倒れ込んだままだろう。大和は違う。走者の位置を瞬時に確認し、迷いなく腕を振った。この直前にも、福田の一、二塁間への打球を軽やかにさばいて二塁で封殺。見事に存在感を示した。

 それでも、本人の表情は晴れない。八回、先頭で打席に入り、5番手・相沢の直球に空振り三振。試合が終わると、バットを持ったまま宜野座ドームへと向かった。約40分間、マシンを相手に振り込んだ。途中、金本監督からのアドバイスも受けながら、課題である打撃と向き合った。

 ここまで、実戦4試合で9打数1安打。昨秋キャンプから取り組む、「軽打禁止」のフルスイング打法の習得はまだ道半ば。二塁の定位置を奪うためには、バットが鍵を握ってくることは間違いないだろう。だがそれ以上に、この日の超美技は大和の守備力の高さを、改めて見せつけるものだった

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