ドラ2坂本 沖縄で積極ブルペン  

 阪神のドラフト2位・坂本誠志郎捕手(22)=明大=が30日、沖縄での先乗り合同自主トレに合流し、ブルペンで能見篤史投手(36)の投球を受けた。実現はしなかったが藤浪晋太郎投手(21)の速球を受けようと意欲を見せ、存在感をアピールした。

 合流初日のこの日は雨だったが、威勢のいい声で悪天候を吹き飛ばした。準備体操で先頭に立ち元気よく走ると、続けてブルペンへ。待ち構えていたのは坂本の故郷・養父市に近い豊岡市出身の能見だった。「ナイスボール!」。物おじすることなく14歳上の先輩を鼓舞した。

 「すごく地元が近いので楽しみでした。昨日もごあいさつをしてもらいました。『養父のやつやな』と言われました」

 坂本の好奇心は収まらない。藤浪の剛速球を受けようと移動した。結果的に梅野に「まだ早い。慣れてから」と制され、実際には捕らなかったが「見てるだけでも怖そうだった」と若きエースの迫力に圧倒された様子。それでも「いずれ捕ると思うんで、しっかり捕れればいいな」と気合十分だった。

 捕球だけでなくスローイングや、フリー打撃では43スイングなど、やること満載の1日。「いろんなことに気を配りながら、やっていきたい」。伸びしろは無限大。積極的行動で成長を遂げる。

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