緒方 外野争いへ今季も超軽量スパイク

 沖縄1軍キャンプスタートの阪神・緒方凌介外野手(25)が24日、今季も超軽量スパイクを使用することを明かした。ミズノ社が扱う最軽量の相棒で、混戦の外野争いをトップで駆け抜ける。

 通常のスパイクは複数の生地を縫い合わせて作られるが、緒方のスパイクは1枚の生地で作られている。重さは通常の約330グラムから55グラムも軽い約275グラム。同社の担当者は「かなり重さの感じ方が違う」と言う。

 ただ、ソールも薄いため、地面からの突き上げは強い。体への負担は大きく、阪神で使用しているのは緒方だけだ。アピールしなければいけない立場の4年目は、「0・1秒でも速ければ盗塁を決めたり、タッチをかいくぐったり、できるかもしれない」。多少のリスクがあっても、14年から履いている相棒の継続使用を決断した。

 鳴尾浜で自主トレ後には「今年はやらないといけない危機感がある。初日から全力でアピールしたい」と2年ぶりの1軍キャンプへの決意を示した。

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