高山、回復に自信「100%で振れる」

 阪神の新人6選手による合同自主トレが8日、兵庫県西宮市の鳴尾浜球場でスタートした。昨年10月26日に右手有鉤(ゆうこう)骨の手術を受けたドラフト1位・高山俊外野手(22)=明大=は、フルメニューを消化。視察した金本知憲監督(47)には「大丈夫です!」と患部の回復状況を報告。2月1日のキャンプインに向けて、力強く始動した。

 寒風吹きすさぶ鳴尾浜で、高山がプロとしてのスタートを切った。午前10時に始まった新人合同自主トレ。アップが終わると、三塁側ベンチ前で視線を送る金本監督の元へと走った。「手首は大丈夫か?」。指揮官からの言葉に胸が高鳴る。返答に迷いはなかった。

 手術を受けてから74日が経過。完全復活を目指し、現状はリハビリをしている段階。その中で、全力プレーができる状態に近づいているという感触がある。決して“背伸び”した返答ではなかった。

 金本監督は「本人は『ほぼ100%で振れる』と」と、報告の内容を明かした。さらに1、2軍のキャンプの振り分けについても言及。「ミーティングとかでコーチと相談しながら。他の選手とのバランスもあるし」と、今後の状態を見ながら考えていく方針であることを明かした。

 ランニング、キャッチボール、室内でのティー打撃…。高山は約4時間にも及ぶメニューを全てこなした。患部への不安が徐々に消えようとしている。だが、焦りは禁物だということは十分承知。故障後、まだフリー打撃は行っていない。あくまでも、照準は2月1日のキャンプインだ。

 「そこに100%でいけるようにしたいですね。毎日毎日を一生懸命やって、大事に過ごしていきたいです」

 今後メニューによっては患部の状態を考慮し、別調整となる場合も出てくるかもしれない。それでも球団関係者は「手首の状態はだいぶいいと思う」と話し、今自主トレ期間中に徐々に練習の強度を上げる方針を明かした。キャンプインまでにマシン打撃など、本格的な打撃練習も再開できる見通し。回復の状況次第では、1軍キャンプスタートの可能性もあり得る。

 入寮日に持参した地元のゆるキャラ・ふなっしーのぬいぐるみは、自室の机の上に飾った。プロとして歩むこれからの人生。「自分のやれることを100%やって少しずつ野球がうまくなるような、そんな日々を送りたいです」。愚直な22歳の青年は、真っすぐ前だけを見つめていた。

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