安芸に江越&陽川ネットできる!?

 大砲よ大歓迎や!阪神の秋季キャンプ地・高知県安芸市が、市営球場の外野部分のネットの「拡大計画」を検討していることが8日、わかった。今キャンプでは陽川や江越など、次代の4番候補がフリー打撃などで場外弾を連発。ファンの安全性確保のためにも、打球をしっかり受け止める設備を整えていく。

 金本監督が伝える「軸回転」の効果なのかもしれない。若虎の打球が現状のネットのはるか上を通過していく。チームにとっては喜ばしいことだが、場外に飛んだ打球が通行人に当たる可能性もある。その危険を未然に防ぐためにも、「陽川・江越ネット」の作製は急務だ。

 現在ネットが低い両翼のポール際を最優先に2~3メートルネットを継ぎ足す予定で、その後外野全体も2~3メートルのばすというものだ。費用は数十万円のかかるもようで、早ければ来春2月のキャンプで完成する見通しだ。

 高知県観光コンベンション協会・スポーツ課長の坂本龍馬さん(43)は「陽川、江越の打球が結構外に出ていますよね。通行人の安全を守るためにも、高くしたいと思っています」と説明した。

 この2人の他にも、横田など来春の2軍キャンプで豪快な打球を飛ばすであろう若虎は多数いる。大きく育ってほしい-。危険回避とは別に、「新ネット」には安芸からの強い思いが詰まっている。

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